1日の約3分の1を共に過ごす寝具。適切なお手入れで、気持ち良く使うことができます。日頃のお手入れ方法から、保管の仕方までご紹介します。

 I ふとんを天日干しにする効果

寝ている間の発汗で水分が中綿に吸収され、ふとんは余分な水分を含んでいます。特に冬場は、掛けふとんや敷きふとんの中の温かい湿った空気が、室温との温度差で表面が湿りがちになります。これらを取り除くことは、ふとんの機能性を保つために不可欠です。干して乾燥させることで、羽毛や羊毛などのかさ高が回復し、空気の層を生み出すことで保温性も回復します。雑菌類が増殖しにくい環境を生み出し、ふとんを衛生的に保つこともできます。

ふとんの種類 干す頻度 干す時間
綿(コットン) 週に1~2回程度 片面2時間位
合繊(ポリエステル) 週に1~2回程度 片面2時間位
羊毛(ウール) 週に1回程度 片面2時間位
羽毛(羽根) 月に1~2回程度 片面1時間位

【参考資料】日本ふとん協会 ふとんの知識

ふとん干し方

直射日光を嫌う素材もあるので取扱い絵表示などで確認します。

ふとん干しに適した日 天気のよい乾燥した日
ふとんを干す時間帯 午前10時頃午後3時頃

紫外線から、ふとん生地の傷みや中綿の劣化を防ぐために、カバーやシーツで覆って干してください。ふとんを干した後は表面のホコリを軽くはたきます。それでもホコリが気になる場合は、ふとんの表面にふとん専用ノズルを使い掃除機をかけます。

 I   ふとんの洗い方

家庭で洗えるのかを取り扱い絵表示などで確認しましょう。家庭で水洗いできるのは「ウォッシャブル」などの表示があるものだけです。それ以外は取扱い表示に従って、専門業者か寝具専門店に相談し、クリーニングにお出しください。

 I   ふとんの収納と保管

押入れの上段など、なるべく湿気の少ない場所に収納しましょう。布団を重ねる際は敷ふとんは下に、掛けふとんは上にします。しばらく使わないときは、一度日に干してから、カバーやシーツをはずし、湿気の少ない場所に保管してください。収納袋を利用する場合は、ビニール製ではなく不織布など、通気性の良い布で出来た袋に収納しましょう。ダニやカビを防ぐため、使わない間でも、ふとんはときどき日に干し、押入れも乾燥させてください。

 I カバーやシーツのお入れ

汗や皮脂を直接吸収するカバーやシーツは、ふとんを汚さないためにも週1回くらいは取り替えましょう。

ポニークリーニングは大型ドラムでふとんを丸ごとしっかり洗浄。オプションプの忌避効果のある防ダニ加工でアレルギー対策や赤ちゃんのお肌を守ります。